づくあし村~古窯いわした広場誕生秘話~
2019年4月18日
古窯いわした広場が立ち上がった2014年春。
初期出店者の間ではテント村の名前についての議論が喧々囂々となされていました。
その結果、現在の「古窯いわした広場」に決定したわけです。
もうすでに皆さんの間ではしっくり来てますね、はい。
当時、たぶん色んな案が出ていたと思うのですが、、、ひとつだけ、たったひとつだけ、強烈な名前があって、他どんなのがあったのかすっかり忘れてしまいました。
その名も「づくあし村」。
なんか、こう、おどろおどろしいフォントで出したいような、そんな響きですよね。。。推理物の小説とかに出てきてなんか事件とか起こりそう。。。
まあ、字面だけみるとそんな印象を受けてしまいますが、実のところ陶芸の道具にまつわる名前なのです、これ。
陶芸の窯道具の一つに「つく」というものがあります。
窯の中を想像してみてください。
たくさんの棚が組み上げられていて、その棚を支える支柱が何本もありますよね。
その支柱のことを「つく」または「つく足・づく足」と呼びます。
これがないと窯が焚くことが出来ない、というほどの大事な道具です。
古窯いわした(岩下製陶)さんには関東最大と言われる登り窯があり、まさにそこで使う窯道具を名前に使ったというのは実に理に適った話ではあるのです。
が、しかし、いかんせん響きがよろしくない。
いや、インパクトで考えれば一度聞いたら忘れないという意味では
むしろ良いのかもしれない。
いやいや、それでもやっぱり響きが悪い。。。陶器市期間中、毎日何か事件が起こってテント村の中を名探偵が走り回ってそう。。。
そんなこんなで残念ながらボツになった名前なのです(当たり前)
今思うとテント村の名前が「づくあし村」じゃなくてよかったぁ、、、なんて思いつつも、何年経ってもけしてその存在を忘れさせない、、、そんな思い出深く素敵な名前なのです(笑)
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